top of page

修繕でもできる空室対策【共用廊下・階段編】

通常の修繕工事のタイミングに、ちょっとしたアイデアを加えることで入居者にアピールできる物件に生まれ変わります。

様々な工具が並べられているイラスト

お金をかけて修繕工事をするのであれば、入居者・入居希望者に響く修繕工事にしませんか?

廊下や階段などの共用部における事例をいくつか紹介いたします。どれも修繕工事にちょっとしたアイデアを足すことで意匠性がアップしている事例となっています。

そろそろ共用部などの修繕を考えている方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
 


共用廊下腰壁の天端


共用廊下腰壁の天端はクラックが入りやすいうえに屋上と同様、雨風にさらされる非常に過酷な場所ですので、弊社では天端に防水を行うケースが多いのが現状です。


Before

ビフォー 雨ざらしで劣化した共用廊下腰壁の天端

After

アフター グレーに防水塗装された共用廊下腰壁の天端

通常の仕上がりですとこのように、塗膜防水の場合グレーで仕上げるのが一般的ですね。


しかしご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、塗装防水でしたらこんなふうに色を変えることができます。

アフター ベージュに防水塗装された共用廊下腰壁の天端

明るくやわらかい印象になりましたね。外観のイメージや物件のテイストに合わせて色を変えて施工をすることができます。細かいところですが、デザインは細部に宿る…なんて言葉もありますので。



軒天の天端


ほかにも軒天の天端も同様です。


Before

ビフォー 雨ざらしで劣化した軒天の天端

After

アフター ベージュに防水塗装された軒天の天端

外観のテイストにあわせてベージュに仕上げていることで、外からの印象が格段にあがります。ナチュラルテイストにグレーの塗膜防水色はあまり入れたくないですよね・・・・


一部だけ浮いている色を使うと、やたら強調して見えてしまうことがあります。通常のグレーが、良い感じでアクセントになるのであれば問題ないですが、全体のテイストに合わなかったりアクセントにもならない場合、やってみる価値はあると思います。



共用階段・非常階段


階段も同様です。こちらの物件は地上5階建てで 2 方向に階段があるのですが、入居者があまり使用していない階段についてはこのように。


Before

ビフォー 雨ざらしで劣化した共用階段

After

アフター ベージュに防水塗装された共用階段

テイストに合わせて、ベージュに防水をしました。ちょっとした工夫で、修繕工事でも入居者の心を惹きつける物件をつくることができます。



共用廊下の天井


最後に共用廊下の事例ですが、天井の色でこんなにイメージが変わります。こちらは塗装です。シックな黒と爽やかな白、どちらがお好みですか?

黒で防水塗装された共用廊下の天井と白で防水塗装された共用廊下の天井の比較



長尺シートあれこれ(共用廊下)


ここからは、修繕工事に+αしてやっておくと効果的な工事をご紹介します。今回は長尺シート(防滑性ビニル床シート)です。防水機能はありませんが、滑りにくい、汚れにくい、遮音効果といった特徴のあるシートで、じつは意匠性にも大変優れています。


例えばマンションの共用廊下が


Before

ビフォー グレーで防水塗装された共用廊下

After

アフター モダンなデザインの長尺シート敷設された共用廊下

ベージュの塗装色と防水材のグレーで落ち着いた配色ではありましたが、全体の物件イメージに合わせてこのように変えました。

ダークブラウンで強弱を出し、高級感のある分譲マンションの共用廊下のように変貌をとげております 。



長尺シートあれこれ(ベランダ)

ベランダの長尺シートもご紹介します。


Before

ビフォー 雨ざらしで劣化したベランダ

After

アフター モダンなデザインの長尺シート敷設されたベランダ

写真のように室内からのテイストにあわせ長尺シートを施すケースも増えてきました。長尺シート1つとっても、改修専用につくられたもの、新築向けに商品開発されたものもあり、意匠性が年々高まってきています。

商材もただデザイン性で選ぶのではなく、どれを使うと空室対策として効果的なのか、入居者ターゲットによく見えるのかを、これを考え選択することが重要です。



大事なポイント


前回も記述させていただいので重複しますが、上記でご紹介させていただいた事例も、修繕工事のタイミングで塗装防水や長尺シートの選定にちょっとしたアイデアを加えて変貌したものです。

大事なポイントとしては下記のとおりです。

①塗装の色を組み合わせることは思った以上に難しく、カラーコーディネートのセンスが問われます。組み合わせやバランスを間違えると、それはそれは無惨な姿になってしまい、次の修繕時期まで入居者も望めなくなってしまいます。

②この物件にはどんな人に住んでもらえる見込みがあるか、といった入居者ターゲットの分析力も必要とします。

修繕時期が近づいている方で、予算があまりとれず修繕にしか手が回らないけど空室は気になるというかたは、ぜひ弊社の建物診断をご利用いただき、ご相談ください。

診断・ご相談は無料ですのでぜひご活用ください。









bottom of page